絵本ひろば

片耳猫のボブ (Pixie-Bob)

この絵本の説明:
若いカップルの家に生まれたばかりのかわいい子猫(♂)がやってきました。
飼い主が家に帰ってくると、ドアの前で座って待っている、 とてもかわいい猫です。
名前は「ボブ(Bob)」と名付けてもらいました。
しかし、ある日突然、若い二人は引越ししてしまい、残された子猫は、
その日から「野良猫」になってしまいました。
野良猫は生きていくために何でも食べないと死んでしまいます。
幸いにも街で出会う野良猫たちと仲間になり、食べる物の心配はなくなりましたが、
ある時、大きな犬が街にやって来て、平穏だった街が大変なことになってしまいます。
この犬の横暴は過激で、猫たちは恐れていました。
しかし、ボブは仲間を守るために立ち向かいます。猫が大型犬に勝つはずがありません。
耳を猛犬に噛まれ大ケガをしました。
しかし、運がよく、街の役人が野良犬を捕獲してくれたので、ボブの命は助かりました。
ケガしたボブを救ってくれたのは、この街の獣医師でした。
ボブが野良猫になって5年、何か問題が起きると、ボブは街の顔役として解決してきました。
この地域の猫から慕われる存在だったのです。
仲間の猫たちは、死にそうなボブを親身になって看病しました。ボブのケガも日に日に、
回復して動けるようになってきました。
他の街から流れてきた猫がルールもマナーもない猫だとしても、「片耳猫」の存在が「街の治安」を守ったのです。
犬に立ち向かったことと、瀕死の重傷を負っても仲間を守った物語は、
この地域一帯に広がりました。
それから数年が過ぎ、街は平和になり、よそ者同士の争いはなくなりました。
老いたボブは街の皆に見守られながら、静かに目を閉じました・・・・
ページ数:
34
対象年齢:
6歳〜
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