- この絵本の説明:
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都では、「熊猫」(パンダ)という名前で呼び、美味しい食べものをたくさん用意して、都の人たちは大歓迎しました。パンダが来てからは、毎日、そこかしこで歓迎され、大人気となりました。しかし好きなたべものより「竹」や「笹の葉」が恋しくなり、山に帰ることになりました。王様はパンダが帰えるとき、たくさんの「お土産」を持たせました。その持ち帰ったお宝を見て、村では「自分たちもお宝をもらいたい!」と思い、みんなで相談して「パンダ模様」になって、都に行くことにしました。都の人たちは「またパンダが戻ってきたぞ~」ということで人が集まってきましたが、ちょっと雰囲気が違っていました。そうなのです。これは「パンダ」ではなく「ニセモノ」だということで、都の人々はがっかりしました。
村の動物たちが都に行ったまま戻って来ないので、心配になったパンダは再び都に行きました。
「ニセモノ」だということで、村の動物たちは「檻(おり)」に入れられていました。
「檻」に入れられている森のみんなを助けるために、パンダは王様にお願いに行きました。
「みんな悪気はなかったのです。何とか助けてあげてください」とパンダが懸命に頭を下げるので、王様は許すことにしました。解放された村のみんなは「パンダ」に感謝して一緒に村へ帰ってきました。パンダの模様は山の奥や竹林の中で、景色になじみ、天敵から身を隠す効果があるのです。他の生きものは真似をするより、その生きものが生きやすい色や模様のほうが良いのです。やはり、自分たちのありのままの姿で暮らすことが一番だということ。生きものだけでなく、自然豊かな森も、いろいろな環境から影響を受けるということです。自然界はすべて繋がっているのです。「心と体が離れてはいけない」ということが、村のみんなにもわかったのでしょう。生きもの全てに、生まれ持った役目があるのです。それから村の動物たちは、しあわせに暮らしました。
- ページ数:
- 34
- 対象年齢:
- 6歳〜
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感想
この作者の近況ボード更新履歴
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2024.03.18
0002 なっちゃんと金魚
「なっちゃんと金魚」は、3年前、コロナが日本で流行する前に創作していたものです。いきるものすべてに有りうる「死別」に対する教えを、幼い子供への説明を、どのように話したら良いのか、考えた時、「誕生」と「生きる」は説明できても「死別」は非常に難しいと思いました。
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2024.03.14
0017 森のくすりやさん
森の奥深くにある小さな薬店「森のお薬屋さん」を営むリスさん。森の中でいろんな動物たちと協力してお薬の材料を集めています。リスさんの仲間たちはそれぞれの得意分野でリスさんを助けています。サルさんは木の実を運び、ヤギさんは薬草を見つけ、ウサギさんは薬土を掘り、キツツキさんは薬虫を捕まえ、カメさんは香石を採取し、アナグマさんは薬蛇を見つけ、アヒルさんは天然水を運んできます。そんなある日、森で大事件が起きます。クマさんが腹痛を起こして、おお暴れして、森中に混乱が広がります。森の動物たちは、リスさんに相談しにやってきます。クマさんの腹痛が治るお薬を作ってほしいと頼みにきたのです。薬を作ることはできますが、大暴れしている「凶暴なクマさん」に、誰が薬を飲ませることができるのでしょうか?
リスさんと動物たちは団結して、森を守る決意をします。彼らは互いの得意なことを活かして、クマさんに薬を飲ませる作戦を立てるのですが・・・
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2024.03.04
0012 未来猫μ(ミュー)
男の子が主人公の物語ですが、本当は、私自身の入院体験がキッカケで創作したものなのです。3年ほど前「大動脈解離」という怖い病気で病院に運ばれ、生死をさまよいました。なんとか、この世に戻って来れて、病室から見える景色に「猫」を発見しました。しかし、その猫は、いなくなるのです。何度も、いなくなるのです。そのときに思いついた物語が「0012 未来猫μ(ミュー)」なのです。
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2024.02.03
グーニー&ググの大冒険: Coexistence Story
「グーニー&ググの大冒険」→ 公開されました。
「生きる意味」をテーマに創作しました。
どんな状況でも「生きるために・・・」ということを放棄しない。これを伝える物語を創りたいという思いからつくりました。この「グーニーググ」という名前は、30年ほど前に麻布十番にあった店の名前です。命名したのはワタシですけど、今回は「グーニー」&「ググ」というキャラクターとして、ダチョウとヤマアラシという異種動物の物語になりました。