絵本ひろば

『パンダ村』・・・Panda Village

2024.01.30

1,828

『パンダ村』・・・Panda Village

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この絵本の説明:
都では、「熊猫」(パンダ)という名前で呼び、美味しい食べものをたくさん用意して、都の人たちは大歓迎しました。パンダが来てからは、毎日、そこかしこで歓迎され、大人気となりました。しかし好きなたべものより「竹」や「笹の葉」が恋しくなり、山に帰ることになりました。王様はパンダが帰えるとき、たくさんの「お土産」を持たせました。その持ち帰ったお宝を見て、村では「自分たちもお宝をもらいたい!」と思い、みんなで相談して「パンダ模様」になって、都に行くことにしました。都の人たちは「またパンダが戻ってきたぞ~」ということで人が集まってきましたが、ちょっと雰囲気が違っていました。そうなのです。これは「パンダ」ではなく「ニセモノ」だということで、都の人々はがっかりしました。
村の動物たちが都に行ったまま戻って来ないので、心配になったパンダは再び都に行きました。
「ニセモノ」だということで、村の動物たちは「檻(おり)」に入れられていました。
「檻」に入れられている森のみんなを助けるために、パンダは王様にお願いに行きました。
「みんな悪気はなかったのです。何とか助けてあげてください」とパンダが懸命に頭を下げるので、王様は許すことにしました。解放された村のみんなは「パンダ」に感謝して一緒に村へ帰ってきました。パンダの模様は山の奥や竹林の中で、景色になじみ、天敵から身を隠す効果があるのです。他の生きものは真似をするより、その生きものが生きやすい色や模様のほうが良いのです。やはり、自分たちのありのままの姿で暮らすことが一番だということ。生きものだけでなく、自然豊かな森も、いろいろな環境から影響を受けるということです。自然界はすべて繋がっているのです。「心と体が離れてはいけない」ということが、村のみんなにもわかったのでしょう。生きもの全てに、生まれ持った役目があるのです。それから村の動物たちは、しあわせに暮らしました。
ページ数:
34
対象年齢:
6歳〜
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評価

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感想

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ノンノン
2024.08.13

ノンノン

・絵がリアルで凄いなと思いました。
・パンダが可愛いなと思いました。
・パンダは優しいなと思いました。

kanan
2024.03.02

kanan

絵がリアルですごいです。

Motoda Makoto
2024.03.02

Motoda Makoto

ありがとうございます。建築関係の3Dなども利用して、懸命に編集しています。なるべく味のある絵になるように努力します。よろしくお願いします。

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