「このかぼちゃを秘密基地にしよう！」おおきなかぼちゃを見つけて喜ぶねずみくんの前に、自分の方が先に見つけたから自分の物だ、と主張するモグラのもぐちゃんが現れました。

気が強いもぐちゃんのことがちょっと怖かったけど、勇気を出して「僕が先に見つけた。秘密基地を作りたい」と答えるねずみくん。「秘密基地なんてバカじゃないの？美味しいかぼちゃが勿体無いじゃない」と煽るもぐちゃん。ケンカになってしまう2人。そこに現れたのは優しいワタリドリさんでした。ワタリドリさんは、2人の意見の折衷案として、カボチャのお店を出すことを提案します。果たしてうまくいくのでしょうか…？

「かぼちゃのおうち」「楽しいお菓子作り」「他者と折り合いをつける、喧嘩したら仲直り」など、自分の子に読んでもらいたいテーマを織り込んだ一冊です。2人がそれぞれの個性を生かしてお店を成功させること、お互いの考え方を認め合うハッピーエンドに、最後はほっこり心温まります。