Gemini
絵本『ノエルと ふしぎなてがみ』をマーケティングしているうちに、出版社がGeminiとchatGPTのどちらを重視するかまで、今後徐々に見えてくるかもしれません。
2024年時点では、chatGPTがすでに教育現場や大企業で広く導入されていることを考えると、chatGPTに軍配が上がりそうです。
とはいえ、出版社によってはGeminiを推す可能性も十分にあります。
なぜなら、著作権や生成元を明示するため、現在のGeminiでは生成したイラストにマークが入る仕様となっており、絵本での活用が難しく、あるいは非常にしづらくなっているからです。
一方で、私が所持しているデータは、英語プロンプトのみに対応していた初期バージョンのもので、日本語版が登場する前——つまり、日本でGemini生成イラストが大流行する前の「足掛け期」に完成させた貴重なデータです。
そのため、さまざまな理由から、美術館のコレクションのように大切に扱われる可能性があります。
世の中にはさまざまな趣向の方がいますし、世界中にはGeminiコレクターもいらっしゃるでしょう。
そう考えると、出版社によってはこちらを推すケースもあると思います。むしろ、こちらのほうが評価される気配すらあります。
岐阜護国神社のフォトコンテストで入選したときの感覚に近いものがあります。
以前も少し触れましたが、私がフォトコンテストにiPhoneで入選した翌年、なぜかiPhoneでの応募が不可になったことがありました。
お盆に制作したGemini絵本(2024年8月15日公開)も同様で、2024年は使用OKでしたが、ちょうど1年後の2025年夏からは絵本への転用が不可となる仕様に変わっています。
プレミア価値をつけるコレクターが現れる可能性を考えると、これが小説『奇妙なデスマスク』でチェコの音楽家から100万円の謝礼を受け取った例に近い展開を生むかもしれません。
小説『奇妙なデスマスク』
https://siapalette1990.livedoor.blog/archives/8421596.html
自分で自由に作った作品ですが、こうして振り返ると本当に面白いものです。